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PS4インターフェア

ゲーム機「PlayStation 4」を、息子のちょっと早いクリスマスプレゼントに贈りました(中古ですが・・)。最近はモータースポーツにも興味が出てきたようで、「グランツーリスモSPORT」にハマりまくっています。


ところが、シャックから3.5 / 7MHzで100Wを出すとPS4の誤動作が発生。電源が勝手に入り、ゲームソフトのBD-ROMが乗ったトレイが飛び出します。50W程度に送信出力を下げると誤動作しません。

まずPS4の電源ラインとTVへの接続コードにパッチンコアを巻いてみましたが、効果無し。I対策のイロハ「コモンモードフィルタの挿入位置は、送信機のアンテナ端子直近」を思い返し、あらためてシャックの配線内にコモンモードフィルタを追加。IC-7300とKX3のアンテナ端子に挿入しましたが、まだ押さえ込めません。IC-7300に受信専用アンテナ端子増設キット「RX7300」を取り付けていたのを思い出し、こちらの端子にもCMFを取り付けてみると、ついに誤動作はおさまりました!

シャック配線図
シャックの配線図。矢印部分が今回取り付けたCMF

長年悩んできたAirMac Time Capsuleのインターフェアも出なくなっています。とはいいつつも、いつも何かの拍子に再発してきたので、まだ油断はできませんが・・。

追伸:
やはりまだ抑え込めてませんでした。3.5MHzは、50WでもIが出てしまってます。
日によって出たり出なかったりということは、天候でアースの状態が変わるから?
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KX3充電不具合

KX3に内蔵しているNiMH電池8本の充電機能も、最近不調です。KX3に安定化電源から13.8Vを入力し、MENU→BAT CHG→CHG 16Hrを選択すると16時間で充電できるのですが、最近は充電中にLO SPPLY(電源の電圧が低い)表示が出たり消えたり。充電時間を終えても、送信するとKX3がシャットダウンしてしまいます。

充電されていない? 充電後のKX3のNiMH電池電圧表示(BT)は、10Vちょい。電池の電圧を個別に測ると、なぜかそれぞれ14V前後。8本個別に充電器にかけてみると、1本エラーが出る電池がありました。このNiMH電池はKX3を購入してから4年半ずっと入れっぱなしにしていたので、劣化しているのかもしれません。

ElecraftのCustomer Supportに問い合わせてみると、「充電時は14.1〜14.4V程度を入力すること。取説にある13.8Vは最小値である」というアドバイスがありました。

NiMH電池を別なものに入れ替えて、安定化電源の電圧を14.1Vに上げて充電してみると、今度はしっかりと充電ができました。充電後の電圧表示は、BT 11.7Vでした。

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KX3の充電はできるようになって安心しましたが、SWR表示は3以上と高いままです。Elecraftへ修理に出そうと思います。

アマチュア無線は無用の用

このことばは、最近読んでいる「QRP入門ハンドブック」にJA8IRQ 福島OMが執筆したコラムのタイトルです。福島OMは「自分がアマチュア無線をやる意味は何か」を問い続けた答えとして、以下を挙げています。

アマチュア無線に『意味』はない
アマチュア無線は「メタ・メッセージ」の遊びである
アマチュア無線は通信できないことを楽しむ趣味である

アマチュア無線は交信の内容にはそれほど意味がなく、交信が成立するかどうかが最大の問題である。交信でやりとりするメッセージは、具体的な中身よりも、シグナル・レポートやQ符号による「コミュニケーションをしたという大枠の確認(メタ・メッセージ)」のほうが重要。交信が成立すると、話すことはそれほどない。そしてアマチュア無線家たちは、なるべく「交信できないような状況」を作り出し、それをクリアすることに熱中している。


JARL QRP CLUB会長ならではの、贅肉を削ぎ落としきったような答えですが、共感できました(BCL-DXにもあてはまりますね)。
そもそも「遊び」には意味はなく、困難を達成した喜びを味わうのが目的です。アマチュア無線の源流にも、そんなピュアな成分があるのだろうと思います。

※無用の用(一見、何の役にも立たないようにみえるものが、かえって大切な役割を果たしていること。大辞林より)

GAWANTでCQ WW DX コンテストCWに挑戦

JF1QHZ/しながわAA46さん製作のコンパクトHFアンテナGAWANT。1.5mロッドアンテナにバリコンとコイルが付いただけのエンドフェットアンテナですが、14〜29MHz 5WにQRVできるスグレモノです。
Esの遠距離通信で使ったことはありますが、ハイバンドの国内交信ではなかなか応答がありません。

ところで、JL1KLKさんのブログ(またやってしまったGAWANT 5WでCQ WW Ph 2019:http://jl1klk.blog51.fc2.com/blog-entry-285.html)や7L1DSTさんのブログ(GAWANTで2019CQ WW DXコンテスト参加:https://ameblo.jp/fuuta-jp/entry-12539871394.html)では、GAWANT QRPでコンテストに参加してDXとQSOする様子が楽しそうに綴られています。
そこで私も挑戦してみたくなり、今年のCQ WW DXコンテストCWはGAWANT QRPで出てみることにしました。

日曜の早朝に家を出て、バスで桜木町駅まで30分、さらに歩いて20分で、7時に運用場所の臨港パークへ着きました。みなとみらい地区の中でも広々しているわりに人気が少ないので、無線運用しやすいエリアです。

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臨港パーク。奥に見えるのは、リニューアルした横浜ハンマーヘッド。

小雨が降る中、ベンチにすわってKX3にGAWANTとリチウムイオンバッテリを接続。まずは14MHzにQRV。KX3の内蔵ATUも併用してSWRを下げます。KX3の足ネジ部分にカウンターポイズを取り付けると、若干感度も上がりました。KX3のPWRは、もちろん5Wに設定。

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アラスカ局を皮切りに、立て続けにアメリカ10局(zone 1, 3, 4)とQSO。コンテスト局のVY FBな設備に助けられているとはいえ、ロッドアンテナ5Wの電波が太平洋を超えてダイレクトに飛んでいることを実感して、興奮が止まりません。QRPの可能性や面白さをひとしきり味わうことができました。

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10時過ぎに21MHzにQSYすると、アルゼンチン局が良好に聞こえています。なんとかQSOしたいと、KX3を手持ちで波打ち際まで近づくと、Sがガツンと上がります。しかしなかなか拾ってもらえず苦戦していると、いきなりの高波がKX3に掛かってしまいました(泣)。慌てて本体とアンテナを拭きましたが、直後からSWRが3以上に。無理に送信すると、RX(受信オーバーロード)表示が出て、強制的に感度が下がってしまいます。

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その後は、だましだまし運用。14MHzでハワイ2局、21MHzで香港、ニュージーランド、グアムと交信。リグに負担を与えないよう、14時には撤収しました。

合計17QSO(うち1局はB4)。7時間の運用のうち、4時間はSWRが上がった状態でした。リグのトラブルがなければもっと局数を稼げたと思いますが、また次回リベンジしたいです。

それにしても、先日の北山崎ペディでのPERSEUSやFDM-S2など、度重なるリグの不調に頭を悩ませています。移動用のHF機はKX3のみですので、しばらくは移動でCWが楽しめそうもありません(泣)


追伸:KX3のバッテリに使用した5V・12Vリチウムイオンバッテリ(https://bclguide.exblog.jp/30496865/)ですが、LED表示が残量4から2になったあたりでKX3がシャットダウン。ほぼ7時間使い続けることができました。

2WAY QRPp

最近は、QRPpチャレンジでCQを出しています。当然ですが、なかなか応答はありません。

きょうも昼食後、IC-7300のRF POWER設定を1%(500mW)にして7.003MHzでCQを出していると、東広島市の局長さんがピックアップしてくれました! FBな設備の局なのか、599のレポートをいただきました。

気を良くしてCQを続けていると、か細い信号でコールを送ってくれる/QRPp局が。思わずボリュームを上げて耳をそば立てると、石川県小松市の局長さんでPWR 0R5W(出力0.5W)とのこと。レポートはこちらからは529、あちらからは539でした。QRPでの「73」にあたる「72」をお送りして、興奮のうちに交信を終えました。

フリラからQRPの世界に入りましたが、アマチュア無線でも500mWどうしでQSOができて、喜びもひとしおです。
もっとパワーを下げるとどうなるんだろう・・興味は尽きません。

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ハムショップ電波センター

北山崎ペディの帰り道、地元のハムショップに寄っていこうという話になりました。検索すると、盛岡駅から車で20分ほどのところに一軒あります。滝沢市滝沢の「ハムショップ電波センター」です。

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郊外にあるお店の広い敷地は、立派なアンテナファームになっています。こじんまりした店内奥にはクラブ局やイベント用の部屋もあり、かわいい猫ちゃんがお出迎えしてくれました。
お店のご主人は、JH7LSD 岩根さん。以前は盛岡市内にお店を構えており、創業からはおよそ40年。最近はハム人口が減って(特に若者)、お客さんも少なくなっているそうです。

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突然横浜から来たBCLたちに驚かれていたご様子でしたが、快く受け入れてくださり、お土産にカレンダーも頂戴しました。岩根さん、どうもありがとうござました。

北山崎移動

BCLサークルTDXC(戸塚DXersサークル)主催のDXペディション(遠征受信会)が、岩手県下閉伊郡(JCG03007)田野畑村の景勝地「北山崎」(JAFF0093)で開催されました。広大な太平洋を見下ろす三陸海岸の標高200mという絶好のロケーションは、数多くの北米中波局の信号を聞かせてくれました。
詳しい様子は、拙ブログ「BCL再入門」(https://bclguide.exblog.jp/30567913/)をご覧ください。

これまでの遠征受信では、2017年霧多布、2018年北山崎に無線機とアンテナを持参していました。受信のすきま時間に移動運用をと考えていたのですが、(飲み?)疲れとか不慣れな場所で億劫になったりで実現できず。今回は二度目の場所で気持ちに余裕があったので、満を辞してQRVしてみました。

ペディ2日目のお昼前、北山崎園地にある東屋にKX3を設置。柵にポール(W-GR-540H Mini)を立てて、EFHWを張ります。SWRは1.2と良好。7MHz 10WでCQを出すと、横浜市の局長さんから応答がありました。599/539 QSBで、こちらの信号は弱いようです。他の局がCQを出しはじめたり、無変調を流されたりで、あっちこっちにQSY。TwitterにもQRV情報をつぶやきましたが、なかなかピックアップされません。

その後、長野県千曲市、静岡、京都、浜松とつながり、2時間ちょっとの運用で5局と交信できました。国内コンディションがいまひとつだったのでしょうか、のちほどRBNを確認しましたが、どこにもキャッチされていません。JCGサービスでガンガン呼ばれるのをちょっと期待していたのですが、そう簡単にはいかないですね...。

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10度前後と寒かったですが、気持ちの良い空気の中でCWができました。
交信していただいた各局、弱い信号を拾ってくださりありがとうございました。

QRPp

小電力の無線交信を指すQRP。QRPは出力5W以下で、さらに難易度の高い出力500mW以下はQRPpと定義されています(JARLコンテスト規約)。

以前、KX3+GAWANTを使ってEs伝搬で18・21MHz CW 500mW QRPpができました(https://hamguide.blog.fc2.com/blog-entry-157.html)。ただ、このときは強力なEsのおかげで簡単にできてしまったこともあり、あまりQRPpということを意識していませんでした。コールサインもなんとなく/QRPを送っていて、届いたQSLカードの記載コールも/QRPのまま。

通常の伝搬でもQRPpで交信できるのか試してみたくなり、朝、固定からQRVしてみました。KX3の出力を0.5Wに設定して、7MHz CWでCQ。こんどはコールの末尾に/QRPpを入れてます。しばらくたっても応答がなかったので、強い局を呼び回り。S9で入感する兵庫局を呼んでみると、559で取ってもらえました! kWステーションのようでしたので、FBな設備に助けられたのだと思います。

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今年から市民ラジオをはじめて、500mWの難しさを実感しています。市民ラジオはお互いにAM QRPp、さらにハンディ機付属ホイップアンテナのみ、難易度はさらに高いです。
CWのQRPpの楽しみ方がまだよく分かっていませんが、いろいろ試行錯誤してみたいと思います。

VP6R

はるか南太平洋にあるピトケアン諸島からQRVしていたDXペディション局、VP6Rの運用が終了しました。

ニュージーランドからもっとずっと南米寄りの地域で、信号も弱くなかなか交信チャンスがありませんでしたが、ハイバンドで3回QSOすることができました。

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DXCCは107Wkd、Cfmは 97。なかなかカードが100枚揃わないです。