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KX3にHFJ-350M直付け

そういえば、この組み合わせを試したことがありませんでした。

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KX3にHFJ-350Mを直付け。BNC-M変換コネクタを使います。HFJ-350Mの重さは171g。カウンターポイズは、20mの電線にワニ口クリップを付けたもの。HFJ-350Mのロッドアンテナをバンドに対応した長さに調整して、KX3のATUでチューニング。SWRは1.3~1.0と良好で、カウンターポイズをKX3とHFJ-350M、どちらのGND端子に接続しても同じように下がりました。

ベランダから7・10MHz 10Wで、埼玉・長野・京都・徳島の移動局とQSO(6エリアの移動局には気づいてもらえず)。このRIGとANTの組み合わせなら、7~50MHzまでハンドヘルドでQRVできそうです。ATUを内蔵していないIC-705では、こう簡単にいかないのが残念。
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KH1ぽい何か

Xを眺めていると、日本国内でもKH1オーナーが誕生したというポストがありました。いいなあと思いつつ、ふと手持ちのSW-3BでKH1のような手持ちCWリグができないか考えてみました。

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HF無線機(SW-3B)、バッテリー(18650型電池4本ケース)、ATU(T1)、アンテナ(GAWANT-7)、パドル(どこでもパドルMINI)をオールインワンに。ホームセンターでみつけた金属板に結束バンド、100円ショップのスマホ三脚ホルダー、カメラネジ(エツミ カメラネジ 長)を使って組み合わせてみました。

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う~ん。ちょっと固定が甘くグラグラします。意外に重くなってしまい、全部で940g。不審物感が強くて、とても外には持ち出せません。これならKX3を手持ちしたほうがスマートですね……

日比谷公園ふたたび

昨年4月にPOTA移動運用で訪れた千代田区日比谷公園(JCC100101、POTA JA-1250)。IC-705にHFJ-350Mを直付けしてQRVしましたが、あまり飛ばずに5QSOでした(https://hamguide.blog.fc2.com/blog-entry-568.html)。

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週末に新橋で旧友と会う約束があったので、少し早めに出かけて日比谷公園に立ち寄りました。ベンチにこしかけて、KX3とMPV-1を設置。Activationのリベンジです。

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10MHz 15WでCQ。5局で応答が途切れたので呼びまわり、アンテナをRH-770にして手持ちで144MHzでもオンエア。10MHzで13、144MHzで2、計15QSOでPOTA運用成功です。各局ありがとうございました。

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2024 ARRL International DX Contest CW

ARRL主催の、北米とQSOするコンテストです。今年は新調したアンテナで固定から参加しました。


土曜は午前中に21MHz。NYやPA、MEなど東海岸とどんどんQSOできて興奮します。お昼過ぎからは14MHzで、こちらは西海岸が中心でした。

日曜もお昼過ぎに14MHz。西海岸に混じってVAとも繋がりました。やはり北米のDXerは耳が良く、100Wの信号をよく拾ってくれています。

月曜は朝から28MHzです。西部・中部・東部とまんべんなく入感しています。東海岸はFL、MD、PA、NY、MA、MEとQSO。合計91QSOでコンテストが終わりました。

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サイクル25のピークももうすぐ、ハイバンドを堪能できました。

新アンテナシステム所感

固定のアンテナを更新して半月になりました。いまのところ快適に動作しています。なんといっても、アンテナがまっすぐ立っているのは気持ちいいです。

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トータル7.5mのエレメントとAH-705との組み合わせはFBで、1.9~50MHzまで低SWR。CG-3000より素早くチューニングしてくれます。

晴天時のSWR(100W送信時)

1.9MHz 1.3
3.5MHz 1.2
3.8MHz 1.3
7MHz 1.0
10MHz 1.1
14MHz 1.1
18MHz 1.3
21MHz 1.0
24MHz 1.1
28MHz 1.3
50MHz 1.0


国内は問題なく交信できますし、DXとも繋がります。7MHzでボスニア・ヘルツェゴビナやポーランド、28MHzでブルガリアやフランスなどとQSO。以前の5.2mエレメントにくらべて、若干飛びが良くなった気がします。いっぽう1.9MHzでは広島局とQSOしましたが、50Wでは「QRZ?」、100Wでもコールを取ってもらうまで5分以上かかりました。またアース不足なのか、1.9MHzで100W出すと1階の液晶テレビでブロックノイズや音切れといったTVIが出ることがあります。アンテナを設置しているバルコニーの下(1階浴室の屋根裏)にTVブースターがあるので、これに影響しているのかもしれません。

受信は、垂直エレメントのままだと外来ノイズが強くなるので、MFJ-1707送受信アンテナスイッチを使ってALA1530アクティブループアンテナを受信アンテナにしています。当初はスイッチを組み込むとATUが反応しなくなりましたが、組み込む位置をリグの直近にしたところチューンできています。MFJ-1707はフルブレークインだとけたたましいリレー音ですが、慣れるしかないですね。

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東京港南部地区海上公園を歩いてPOTA移動運用

東京都大田区と品川区、港区の東京港には15か所の都立公園「東京港南部地区海上公園(https://seaside-park.jp)」があります。7L4WVUさんのブログ記事(QRP自作機POTA:流通センター駅から歩いて行ける公園のご紹介 http://becl8873.livedoor.blog/archives/22779948.html)を参考に、POTA移動に出かけてみました。

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東京モノレールの流通センター駅で下車。この日は東京流通センターで同人誌即売会があったようで、駅前には参加者がたくさん。そこから10分ほど歩くと、都立東海緑道公園(JA-1825)が現れます。公園といっても、ビル倉庫と道路との間にある細長い森の歩道です。

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交差点近くの木陰に腰かけて、KX3とMPV-1を設置。10MHz 10WでCQを出すと、7局が応答くださいました。呼びまわりも3局して、10局達成です。

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ささっと撤収して、すぐ近くにある都立東京港野鳥公園(JA-1812)へ移動です。入場料が掛かりますが、広くてきれいに整備されています。

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望遠レンズを持った鳥屋さんがちらほら歩く芝生広場で、テーブルとベンチに機材をセッティング。7MHzでは5局、10MHzでは11局と交信できました。

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ふたたび少し歩いて、都立東海ふ頭公園(JA-1820)に到着。

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釣り人がいる京浜運河を目の前に、ベンチにすわってQRV。

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KX3を15WにQROしたおかげか、海ゲインで電波が飛んでくれたのか、10MHzで29局とQSOできました。

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都立公園は近距離に数多く点在しているので、複数の公園をはしごして移動運用できるのは魅力ですね。時間が足りなくて、7L4WVUさんおすすめの公園は半分しか回れませんでしたが、また次の機会に訪れたいと思います。各局どうもありがとうございました。

固定のアンテナシステムを更新

固定(自宅)で8年間使用してきたHFのアンテナ(エレメント:Radix AW-M01/520[5.2m長]、ATU:CG-3000、カウンターポイズ:2階バルコニーのアルミ手すり)が、昨年から不調でした。キャリアを送信してもCG-3000のリレーが鳴りっぱなしで、各バンドでチューニングできません。まれにチューニングできることもあって騙し騙し使ってきましたが、いざというときにQRVできないのはとてもストレスでした。

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そこで、意を決してアンテナシステムを更新。2018年9月の台風24号で斜めに曲がったエレメントはCQOHMのOHM-6501ATE (6.5m長)に、不調のCG-3000はICOMのAH-730に、それぞれ入れ替えました。施工は何度もお世話になっている家電工事屋キツカワさんで、大変きれいに仕上げてくださいました(https://blog.goo.ne.jp/kitsukawa116/e/2222909217fc80d428133477bf6e3895?st=0#comment-form)。

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今回、ATUはアルミ手すりに近い位置まで下げて設置、アースの効率を高めてあります。アースの配線は、45cmの平編銅線に丸型圧着端子をハンダつけして、スリットチューブでカバーしたものを使用。

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AH-730の内部には「AH-730用 コモンモードフィルター内蔵キット(www.ability-ltd.comからヤフオクで購入)」を組み込んで、同軸ケーブルと制御ケーブルのコモンモード対策をしました。

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IC-7300側は、これまで使ってきた受信専用端子増設キット(INRAD RX7300)とCG-3000チューニング用プッシュボタン(https://hamguide.blog.fc2.com/blog-entry-141.html)を取り外して、ATUからシャックに引き込んだ同軸ケーブルと制御ケーブルを接続しました。

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新しいアンテナがキチンと動作してくれるか、ドキドキしながら7MHzを受信してTUNERボタンを押してみると、AH-730のリレーが高速で動作してチューニング。念のためPWRを5Wに下げ、POTA移動局とのQSOに成功! ところが、すこしずつ出力を上げてみたところ、50WでSWRが跳ね上がってしまいチューニングできなくなりました。いろいろな配線箇所にCMCやパッチンコアを付けては外し、ATUのアースにさまざまなカウンターポイズ線を付けては外し……いろいろ試してみましたがチューニングできません。

原因がどこにあるのか分からず、しばらく悩みました。4~5日して、ふと以前から接触が怪しかったアンテナ切換器(CS-201)を外して、アンテナとリグを直接接続してみたところ、すんなり全バンドでチューニングができるようになりました! しかもエレメントが給電リード1mを含めて7.5mと長くなったおかげで、CG-3000のときは同調できなかった1.8MHzでSWRが下がっています。50MHzも適応周波数範囲でチューニングできました。8年越しでHFオールバンドに出られるようになって、感激です。


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ちなみに、ALA-1530を受信用アンテナにしたくてMFJ-1707(送受信アンテナスイッチ)を接続すると、なぜかまたチューニングできなくなります。こちらも原因究明しながら、しばらくこのまま使おうと思います。

2024QSOパーティのステッカー

1月2日から7日まで開催された第76回QSOパーティのステッカーが届きました。今年は龍の絵柄。

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2024年は年始から震災や航空機事故などの災害が起こりました。年末年始には、家族全員がインフルエンザに感染して辛い年越しでもありました。アマチュア無線の運用をはじめ、日常の生活が送れることに感謝しながら、今できることをおこなっていきたいと思います。

KH1導入の可能性を考察②

KH1欲しい病を緩和するための考察の続きです(hi)。ハンドヘルドHF機を熱望するごく一部のCWerには、ついに夢が叶ったと思わせるビジュアルのインパクトも大きかったです。

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Elecraft HPより


HF 5W CWでPOTAを楽しむには、(環境や状況が許す範囲で)できるだけ大きくて飛ぶアンテナを使ったほうがFBです(先日EBしたCMHさんもおっしゃっていました)。LW、カーボン釣竿直接給電アンテナ、EFHW、VCH、逆L型DP……。特にローバンドでは段違いに交信できるようになります。そもそもGAWANTはハイバンド用で、(GAWANT-7とはいえ)ローバンドで使うことには無理がありますね。

それでもKH1の魅力点は、リグとバッテリー、ATU、パドル込みで360gのコンパクトサイズなところ。荷物が軽いだけでアクティビティは向上します。手持ちできる軽さなので、混んでいる公園でも場所を選ばず運用できそう。Eスポが出ていればホイップアンテナで交信を楽しめますし、ホイップにコイルを追加すればローバンドの応答率も上がるでしょう。それに、KH1はKX2と同じリチウムイオンバッテリを搭載しているので、将来のファームウェア更新で10W機になる可能性も?

ネックはハンディ機にしては高額なところと、JARD保証などの手間も。海外製品なのでアフターケアも大変。はるかに多機能で増設申請も簡単なIC-705とくらべると、悩みどころです。

(追記)
KH1の取説をよく読むと、ATUに付属する1.15mホイップアンテナは10・14・18・21MHzで使うもののようです(ただし10MHzは高SWR・低出力)。つまり付属ホイップは7MHzに対応していません。付属の3.9mカウンターポイズも、10~21MHz用となっています。

7MHzを使う場合は、AX1(14・18・21MHz)に7・10MHz用コイルAXE1を追加して、BNCコネクタに接続することを勧めています。


保土ヶ谷公園移動〜KH1導入の可能性を考察〜

POTAやSOTAにアクティブなCWerにとって、とても魅力的に映るElecraftの最新リグ「KH1」。当局もKX3で手持ちCW することがよくあり、「こんなリグを待っていた!」と興奮しています。同様のコンセプトだったKX1はディスコン、10年ほど前にKickstarterで企画されたPSDRも実現しなかったようです。

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ただ、KH1はリグ単体で$549.95(79,904.99 円)、フルオプション機は$1,099.65(159,773.65 円)とかなり高価です(2024年1月12日現在。いずれも送料別)。しかも納品にかなり時間が掛かっているようで、北米でも入手困難とか。
移動先でさっと取り出して、片手ですぐにオンエアできるのがKH1の良さ。重さや体積が2~3倍のKX3やKX2、IC-705やFT-818NDでは、そこまで気軽にはいきません。とはいいつつ、KH1のように機能が限定されたQRPハンディ機で、簡単にHF交信が楽しめるものなのでしょうか。KH1の使用を想定して、スペックを近づけたKX3で移動運用してみました。今年初のPOTA運用先は県立保土ヶ谷公園です(JCC110106 POTA JA-1304)。

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KH1(フルオプション、Elecraft HPより)

KH1のスペック
TX 7/10/14/18/21MHz
RX 6.7~22MHz
5W
ATU(オプション・内蔵可)
BATT 2.6Ah
3.5×6.1×11.2cm 360g
ANT Whip 1.15m(オプション・内蔵可)
Counterpoise 3.9m

KX3のスペック(フルオプション、アンテナはGAWANTを使用)
TX 1.8/3.5/4.63/7/10/14/18/21/24/28/50/144MHz
RX 310kHz~32MHz、44MHz~54MHz、94.31MHz~221.99MHz
15W(3.5~14MHz)、12W(1.8、18~28MHz)、10W(50MHz)、3W(144MHz)
ATU(オプション・内蔵可)
BATT 3.2Ah (FLB-86)
8.8×18.8×4.1cm 1090g(フルオプション+WINDCAMPヒートシンク・サイドパネル、FLB-86、KXPD3込み)
ANT Whip 1.5m(GAWANT 105g・GAWANT-7 112g)
Counterpoise 5m×6


KX3は5W出力にして、アンテナはホイップタイプのGAWANTを使用。KX3内蔵ATUも併用してチューンさせます。POTAのHPやXでセルフスポットしてから、まず7MHzにQRV。CQに応答は無く、ほかのPOTA Activatorを呼んでもなかなか気づいてもらえません。レポートも339や229といった厳しいRSTが返ってきます。

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18MHz CQにも応答無し。10MHzのCQには1局から応答あり、10WにQROして呼びまわりもしました。

ここまで1時間に5局ほどとQSO。このままではActivationできそうもないので、ANTを7.2mカーボン釣竿直接給電アンテナに切り替えました。外付けATU(T1)を使わず、KX3に直接接続。KX3の内蔵ATUでチューンして、10MHz 10WでCQを出すと7局から応答がありました(うち韓国1局)。
この日は合計15QSOで、Activation成立。厚木市白山移動のJN1GIH局開催のBCLロールコールにもチェックインしたり、朝から運用なさっていたJF1CMH局とアイボールもできました。午後から風が出てきて、ガタガタ震えながらキーを叩いていましたが、楽しい1日になりました。各局どうもありがとうございました。

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さて、5WホイップのKH1を想定したKX3+GAWANT(GAWANT-7)での5W CW運用(日中)の印象は、下記のようになります(あくまで当局の感想です)。

・通常伝搬では、CQを出してもほぼ応答はない。呼びまわりで気づいてもらえれば、7・10MHzなどで国内QSOは可能
・Es.発生時は、ハイバンドの呼びまわりで国内や近隣国とQSOできる(QRPpでもOK)
・海岸や標高のある公園などでDXコンテストに参加すると、ハイバンドの呼びまわりで気づいてもらえればDXともQSOできる(CQを出すと、まれにDXから呼ばれることも)
・セルフスポットをしたうえでPOTA Activationしても、CQにほぼ応答はない。呼びまわりでも、相手局もPOTA移動だとなかなか気づいてもらえない
・KX3の片手持ち運用は、できて10〜15分程度。テーブルに置いて、片手で支えるようにすると長時間使えた


KH1でPOTA移動運用をしても、1m程度のホイップに5WではActivationは難しそうです。結局は大型のアンテナを張って接続する形になり、歩きながら片手で運用というわけにはいかないのではないかと思います。

(追記)おそらくですが、北米でKH1を使ったPOTAができるのは、国土が広くて14MHzより上のハイバンドが国内QSO向きなところがあると思います。ハイバンドなら、短いホイップでも飛んでくれるのでしょう。